2017.07.30イベント無事終了致しました(其の壱)

※とても長文なので記事を2つに分けました。
   まずはイベント内容についてです。
 
 

昨日(2017.07.30晴天)、浜田動物愛護会マーブルさん主催のイベント、無事終了致しました。

お近くの方や、わざわざ遠方からお越しの方、

 

年齢層も幅広く、沢山の方々が足を運んでくださいました。
映画 『 みんな生きている~飼い主のいない猫と暮らして~ 』
猫さんに関する問題は、やはりどこでも同じですね。
 
それと 猫さん問題に限らずですが、何かの問題を解決するにあたって、相手に対する思いやりやコミュニケーションは とても大切だと再認識したりしました。
 
このような映画を観ることにより、いろいろな何かを感じ取ってもらえるのではと思います。
何かのイベントにからめてりして自主上映してくださる方が増えるといいなぁ。
続いて、浜田市の猫さん不妊去勢手術助成金のお話、とても分かりやすく、職員さんも優しそうな方だったので、質問もしやすい雰囲気がとても好印象でした。
  
ふるさと納税を活用した この助成金はとても好評のようで、早い段階で予算がなくなってしまいそうなペースだそうです。
浜田市にお住まいで、この制度の利用を検討されている方は、お早めにお問い合わせくださいね。
↓浜田市のHPより該当ページはこちら↓
 
そして、島根動物愛護ネットワークの西原さんのお話。
現在の野良猫さん問題を解決するため、どう向き合っていけば良いのか。地域猫とはどのようなものか。
島根県が行っているTNR事業について。
などなど 分かり易くお話してくださいました。
 
このTNR、まだまだ知らないかたの方が多いのではと思います。
島根県が行っているTNR事業に至っては、関わった人以外は知らないんじゃないかと思ってしまうほどです。
 
県としても、いろいろ事情があったりするのかもしれませんが、皆の税金を使って事業を行っているわけですので、事業の内容と適用条件、現在の状況や成果の報告、今後について等もっと明確にし、広く県民に向けてオープンにする責務があるのではと思います。
 
県の動物愛護への取り組みについては現在、県議 市議の議員様と県内各愛護団体様が協力し 改善に向けて働きかけてくださっていますので、良い方向へ向かうよう期待しながら 自分に出来ることをしつつ待ってみたいと思います。
 
最後に、益田市内にて地域猫を実践していらっしゃる自治会長様のお話。
 
地域猫をすることになったきっかけや様々な問題。
やっぱり、実際に地域猫活動をしている方からのお話は興味深く とても勉強になります。
お話もお上手なので、もっといろいろ聞かせてもらいたいと思ってしまうほどでした。
こんな優しい自治会長さんがいてくださる町内って本当に羨ましいです。
 
地域猫活動って、きちんとした形でしようと思うと 町内の方々の理解と協力が必要なわけで、普段町内会とかに参加してない場合は話す機会もなく、特に言い出しにくいと思います。
 
一人で町内の人全員に説明して回る勇気とかない場合、こっそり自己負担で手術して外飼いでお世話するか、手術しないで隠れてご飯あげるかになると思います。
(後者は子猫が産まれて困っちゃうパターン)
実際、この自治会長さんのまわりでも自己負担で手術を施してご飯をあげていた方が数名いらっしゃったそうです。
(私が出会った猫好きさんも、この自己負担手術タイプが多いです)
 
きちんとした地域猫活動の入口であり、一番の難関。
猫さんを好きな人と、そうでない人の中間に立って
落としどころを探る部分。
このめんどくさい部分をクリアにできる方法があると、地域猫は一気に広がるのではと思ったりします。
 
できれば、地域猫専門の活動グループとかあると良いのですが 現在無いようですので、市とか県の職員さんが間に立ってくださると有り難いのになと思います。
(職員さんは負担が大きくなって迷惑でしょうが…)
 
でもね、自治会長さんも仰っていましたが、『 猫で困っている県民を救う為の活動 』でもあるので、少し協力してくださると嬉しいなと思います。
 
それから、この自治会長さんですが、
(一社)日本新聞協会  の  『新聞広告クリエーティブコンテスト』に応募されたそうです。
今回のテーマは『捨て犬・捨て猫問題』です。
(応募詳細ページ→http://www.pressnet.or.jp/adarc/adc/2017.html
これ、募集広告が印象的だったので 私も気になっていました。
 
大賞に選ばれるとは思っていないが、自分が応募する事で もしかしたら地元新聞社の方々の目にとまる事があるかもしれない。
島根県の益田から、声を上げている猫と人間がいる事を知ってもらうことで、そこから何か広がるものがあるかもしれないという気持ち(願い)からの応募だそうです。
 
不妊去勢手術の助成金についても、益田市長さんに直接申し入れをする等 働きかけてくださったりと、猫たちのことを想い 積極的に行動してくださっている自治会長さんの姿に心を打たれました。
 
今回のこのようなイベント、啓発にもなり 同じように犬猫を想う者同士の交流や気付きの場にもなり、とても有意義なイベントだと思います。
 
個人で活動されている方は特にですが、活動している他の方と直接お話しする機会ってないのでは?と思います。
 
もし今後、お近くで このようなイベントが開催される予定があれば、一度足を運んでみられるのも良いのではないかと思います。
(ただ、バタバタしてゆっくりお話しできない場合も多いと思いますが…)
 
今回、このようなイベントを開催してくださった 浜田動物愛護会マーブル さん、関係者の皆様、ありがとうございました。
 
※長くなりましたので、自治会長さんが持って来てくださった猫ちゃんのお写真や、ねりまねこさんの 『 かっぱちゃん写真展 』 と今回のイベント内での迷子札配布については、次の記事にて報告させていただきます。